2006-08-01から1ヶ月間の記事一覧

浮游の庭

これは昭和記念公園のみどり橋から東側を望んだところ。 非常にわかりにくいですが画面の中心に小さな白い建造物が見えます。 近づいてみるとはっきりします。その手前には大きな穴があいているようです。 さらに近づけば、なんとその穴にはエスカレータで降…

[book]日本の社会史 8 生活感覚と社会 日本の社会史〈第8巻〉生活感覚と社会 1987年刊。そういえば80年代は中世史や社会史のブームがあった。Ⅲ章、近世における住居と社会 玉井哲雄 民家の研究史がさらりとまとめてある。 民家が研究対象になったのは1916年…

施主の歴史

googleで"施主の歴史"を検索するもヒットなし。 建築史を施主の側から見た歴史の本を読んでみたい。最近、歴史ものを読むときは施主の視点を探すようにしているがなかなかない。 そもそも、「施主」というのはいつごろ生まれたんだろうか。などと思いつつ。 …

[book]街道の民家史研究 街道の民家史研究―日光社参史料からみた住居と集落 民家(いわゆる近世民家。民家園なんかに保存されてるような。)の研究には膨大な蓄積があるのだった。近くの普通の図書館で民家をテーマに探したって開架だけでもすぐに何冊も見つ…

[book]耐震偽装 耐震偽装―なぜ、誰も見抜けなかったのか いわゆる姉歯事件の本。といっても事件そのものへの言及は少なく、どうしてこんな事件がおきてしまうのか、建築生産システムに穴がある、どうしたら再発防止できるのか、ということを述べた本。 著者…

川崎市民ミュージアムの常設展示

宿場町としての古い歴史を持つ土地で、江戸時代の宿の様子の模型があるのがうれしい。 非常に興味をひかれたのが、明治30年ごろの農家の屋根の藁の張替えの様子の復元模型。 農家のかやぶき屋根の張替えが村総出でおこなわれることはなにかで読んでいたけ…

建築ジャーナル

その図書閲覧室に建築ジャーナルがおいてあって、伊東豊雄x長谷川尭の対談を読んでみた。 長谷川尭という人ははじめて知ったのだけれど、70年代からモダニズムには批判的な論考を発表してきた人だとか。 伊東は、自分の建築が変わってきたのは長谷川が言っ…

名取洋之助と日本工房〔1931-45〕

-報道写真とグラフィック・デザインの青春時代- 暑いけどいってきた。平日だし、夏休みな人はもっと別なところへいくんだろうか、ほとんど人がいなかったけど。 こういう展覧会は、戦前、戦中、戦後の断絶と継続の微妙な様子が具体的に示されていておもしろ…

薄暮の昭和記念公園

昭和記念公園は普段は17:00で閉演してしまう。その短さが不満なのだが、夏の一時期だけは19:00まで開園している。 今日は夕方からはいってみた。さすがに人はほとんどいないので、公園側としては開けていてもしょうがないという判断になってしまうのかな。 …

[book]マンション崩壊 マンション崩壊 ?あなたの街が廃墟になる日 多摩ニュータウンの欠陥マンション群について。暗澹たる気持ちというのはこういうのを言うのかなと。 開発前史についても触れてあって、今の自分的にはこちらの話のほうがより興味深い。 参…