2006-03-01から1ヶ月間の記事一覧

小泉節

中国がだめだというから靖国参拝がだめだというなら、 中国の言うことさえ聞いていればいいということになってしまう。 言論の自由、心の自由を言うものまでもが、私の言う事を否定する。まったく理解できない。 いかにも小泉らしい巧妙なレトリック。 これ…

使うものを役所に決められたくない

PSEの反対運動での坂本龍一の言葉。 運動の現場で明快なメッセージが必要なんだろうけど。 じゃあ、誰なら決めてもいいのか?というのは大事な問題かも。 自分? なんでも自分で決められる?

女王の教室エピソード2

2夜連続でこんなに面白い番組を見れるなんて幸せだ。 いやー。面白すぎ。っていうか、今日の面白さは、今までと違う。はじけている。 かなり笑ってしまった。そういう番組だったんだろうか。 前半は重苦しかったけど、後半は流血プロレスあり、コスプレショ…

イメージできる?

ぜひ、次の作品も作ってほしい。黒マヤを卒業して、カラフルマヤへ。 黒マヤのまじめさを内に持ちつつ、明るく、おだやかでコミュニケーションのスキルにあふれていて、生徒達からなれられるような変にくだけたところはなく、おびえさせるわけでもなく、生徒…

自分本位、discommunication

このドラマの主題。 登場人物はそれぞれ、自分のことしか考えておらず、登場人物の間には意思疎通がほとんどない。 あるのは、お互いを苦しめあうような異様な関係か、刹那的で過剰に濃密な関係。 白マヤから灰マヤを経て黒マヤへ。

女王の教室

スペシャルキターってかんじ。 べたべたなストーリーだけど面白かった。 面白かったけど、このドラマの「体罰肯定」なところはやはり嫌いだ。 教育現場における体罰に関して基本的なことをメモしておこう。 暴力もコミュニケーションの一形態であるから、そ…

本書から印象に残ったフレーズをいくつか。

自由な意見の交換を妨げるエレベータ そういった会話を奨励すると考えられているエスカレータ BOBO資本主義の要約 大学、勉強、成長、旅行、向上、自己発見。そしてそのすべてが”私”で語られている。 Organization manが逆立ちしたようなものだ。 ほとんどの…

アメリカ新上流階級 ボボズ―ニューリッチたちの優雅な生き方

装丁はくだけたかんじだし、光文社だし、いささかうさんくさい時事エッセイみたいなものと思って読んでみたら、意外と硬い社会学の本だった。しかし文体は柔らかく、いかにも頭のよいアメリカ人的な皮肉とかジョークとか満載で面白くて読みやすい。 原著が出…

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はじめていってみた。 おもしろい建物。 屋上緑化もこれくらい大胆に徹底的にやると楽しい。 屋上はがんばってもなかなか人がこない死んだ空間になってしまうと書いていたのは藤森照信だったか。 ここのばあい、建物の屋上が西側に広がる公園と橋を通じて地…

未分化だった頃に思いをはせてみること

やっぱり新しいメンバーはそういう作業をときどきは意識的にやる必要がある。 ロールズはこんなことを書いているそうだ。 古典的功利主義者たちが社会制度に強い関心を向けていたのを思い出すことが大切だ。 功利主義はひとつの整合的な社会観を伴っており、…

古典と現代哲学

で、趣味というか現実逃避というか、ときどき哲学の本なんて読んでみたり。 学生のころにはさっぱりわからなかったが、年をとってそれなりに仕事なんてしてみると、人間のすることなんてどこの世界でも似たようなところがあるんだなあと思ったりするわけで。…

哲学と日々の仕事

会社の業務でマニュアルを書くことがあるのだが、これがなかなか難しい。 なぜマニュアルを書くのか。 会社だから、人事異動があるんである。人がいれかわってしまう。 初期から仕事のしかたをつくってきた人たちがいなくなるので、新しい人たちにスムーズに…

ロールズが果たした役割

ルールとはなにかについて考察を深めた。2つのルール観がある。 「ルールとは要約である」 ルールとは個々の諸決定の積み上げから形成されるものである (経験則としてルールを捉え、例外を許容する) 「ルールとは実践である」 ルールは個々のケースよりも…

ルール功利主義論争

行為功利主義 功利主義とは、個々の行為に指針を与える個人道徳にほかならない VSルール功利主義 功利主義とは、社会制度が最大幸福を実現しているかどうかを評定する社会倫理である

ロールズ

ロールズの原初状態に習ってこんな思考実験をしてみたらどうだろう。ある集団で、集合住宅の設計をする。 参加者はその集合住宅に住むのだが、どこの部屋に住むのかは抽選で決めるため、竣工後にのみわかる。 全員が同じ金額を出資するものとする。 メンバー…

Winnyの活用方法

URが構造計算書を紛失したという報道がされていた。 あるけれど水浸しで読めないものもあるとか。 ともかく、現在あるものについては電子化してWinnyに放流したらどうだ? 情報を保有し続けるには結構なコストがかかる。 その点、Winnyは情報保有コストを大勢…

ちなみに、こんな定義もあるのね。

しいせい 0 【▼恣意性】〔(フランス) arbitraire〕ソシュールの用語。言語記号の音声面(能記)と意味内容面(所記)との間には自然な結びつきが存在しないこと。

で、花森安治に戻るのだが。

この人にも恣意的でありたくないという意識はあっただろうか。 「生活」というあいまいなものを対象にすると、なにをとりあげて、なにをとりあげないかを判断するのに、それほど厳密なルールってありえないような気がする。 結果として残った200冊近くの暮ら…

恣意的でありたくない

というのは建築家にかぎらず、多くの人が問題意識として持っている。 (現代人なら誰でも?) たとえば、先日にわか勉強をしたイコノロジーの創始者Erwin Panofsky (isbn:4582765041 など)は、イコノロジーの方法論をつくった動機として、「美術史学から恣意性…

青木淳

isbn:4860730259 かなり前に図書館で借りて読んだので、記憶違いかもしれないが。 たしか、あるルールに基づいて設計していくことを追及していたと思う。 そのためにはどんなルールがふさわしいのか、といったような。 読んだときは、ただ感心してしまって終…

恣意的

ふつう、「それは恣意的だ」といえば批難の言葉だ。 辞書をひいても、 しい 1 【▼恣意/▼肆意】(1)その時々の気ままな思いつき。自分勝手な考え。 「会長の―によって方針が左右される」(2)物事の関係が偶然的であること。 「言語の―性」 というわけで、特に仕…

http://www.setabun.or.jp/kurashinotecho.htm よくこんな雑誌が成立したな、とも思えるし、雑誌という媒体だからこそ、とも思った。 創刊号から200冊ぐらいの表紙が壁にずらっと並べてあって、それだけでも見にいったかいがあった。 世田谷文学館にはライブ…

イデア

唐突に美術史(美術史史?)のお勉強を。 http://jp.encarta.msn.com/encyclopedia_761567583/content.htmlより イコノロジーでは、芸術などすべての文化現象を規定する世界観は、その時代全体に共通する統一的な傾向であると考えられている。 慣習によって…