薄暮の昭和記念公園


昭和記念公園は普段は17:00で閉演してしまう。その短さが不満なのだが、夏の一時期だけは19:00まで開園している。
今日は夕方からはいってみた。さすがに人はほとんどいないので、公園側としては開けていてもしょうがないという判断になってしまうのかな。
しかし、である。
薄暮の昭和公園というのはなかなかのものなのだ。
夕陽にてらされた木々の緑はまた不思議に美しい。なんだかもやがかかったようで、空気の色まで違って見えるというか。
なまぬるいとはいえ、昼間にさんざん熱せられた体にはちょうどここちよいぐらいの風がふきはじめる。
広い原っぱに座って太陽がおちていくのを見るのも、一年のうちこの時期にしかできない。
写真は藤棚の下のベンチに座って池の向こう側を眺めている。
石積みのように見せた藤棚の柱が太陽のかげりとともに色を変えていく。
こういうのを楽しむってのはやはり変人なのか?