アメリカの本の分厚さ

ある元国会議員のメールマガジンででくわした文。

アメリカに来て良かったことの一つに、しっかりした本をたくさん
読めるということです。日本における出版業界の斜陽ぶりは目に余り
ますが、自分の著作を出すときにも「一文ごとに改行してください。
そうしないと日本の読者は読みませんから」と言われたことがありま
す。200ページ以上のペーパーバックを普通に読みこなしているア
メリカ人を見ると、国の将来の違いが見えてくるようです。

ま、こういう面があることも否定できないのかもしれない。でもすぐにアメリカをありがたがる癖が出てしまっているようなきもする。
アメリカの本が分厚いのは良い面ばかりではない。(いや、もちろん良い本もすごく多いけど)
燃費の悪いアメリカ車のようだなと思うことも多い。
コミュニケーション、文章、本、に対する考え方が違うんだなあとも思う。
・本は道具である
・1冊を最初から最後まで読み通すことを期待しない
・同じような説明をくどくどくり返す。
・英単語1wordと漢字1文字の長さの違い
・紙、印刷コストの安さ
・レイアウトのぜいたくさ
・目次、索引の多さ
・章ごとの要約など
ハンバーガーやポテトチップスの大きいのがありがたがられるのと同じセンスで水増しされた分厚い本もいっぱいある。