ドリームハウス 意匠としての民家

TV東京の番組。千葉に民家風の家をたてるという話。最近民家関係の本を読んでいることもあって、実に興味深く見た。たった2時間の番組であることが惜しい。
まず、民家風の家を建てたい、と願う施主とそれに応える建築家と工務店
民家風とはあくまでも意匠であって、間取りや空間のつくりかたを見ると、実に現代の建築家住宅に他ならない。
それを実現する技術は在来木造のベテラン大工により提供される。大工さんたちも腕のふるいがいがあって楽しそうだ。
施主もあこがれの家が実現してハッピーだ。建築家も狙いどおりに進んでニンマリ。テレビ番組はありがちなナレーションをかぶせて視聴率も稼げそう。できあがった家は確かに素敵な家だ。動線、通風、採光などよく考えられていてさすが。家をたてるっていうのはやはり一種のお祭りなんだなあと思わせてくれる。