国土コピペ省 報告その2

雪のコピペ

久しぶりの積雪を見たので、きれいな景色を探して自転車でしばらく走り回ったのですが、あまりよいところがなく残念。
かわりに、コピペをいくつか発見したのでアップしておきます。

個別「雪のコピペ」の写真、画像 - shakaku's fotolife
これは思いがけずきれいな写真になって、この日の収穫でした。
このあたり(東京都西郊)は、畑がまだまだ残っていてそれらを侵食するように建売住宅や賃貸住宅が日々、建てられつづけています。
ですから、豊富にコピペがあるばかりでなく、比較的規模も大きく、周囲が開放的(そりゃ畑ですから)なため、絵になりやすいというメリット?があります。

それも、昨日今日にはじまったものではなく、次のケースに見られるような歴史のあるコピペと共存しているという特徴もあります。
個別「推定築年齢40年」の写真、画像 - shakaku's fotolife

この地におけるコピペが成立する条件というものを考察してみました。
・ある程度まとまった土地が売り出される
・土地の形状、立地条件が大型のRCの集合住宅(いわゆるマンション)向きではない
 (駅から遠すぎる、土地が細長いなど)
・戸建て住宅、あるいは賃貸への需要がみこめる
 (しかもその需要はコピペへの抵抗が少ない比較的若い夫婦+小さい子供であること。
  自動車の保有者であり、自動車通勤できる職場に働いていること。
  ちなみに、このあたりはいわゆる郊外型で、そのような職場も多いです。)

コピペ度低減の法則
今回、いくつかのコピペから抽出した傾向として
 賃貸住宅 > 建売の裏側 > 建売の表側
の順にコピペ度が下がるという法則があることに気づきました。
やはり、人は所有するとなればすこしでも人とは異なったものを持ちたい、自分だけのものを持ちたいと願うものなのでしょうか。
裏側がまったくお隣と同じでも、せめて玄関のまわりだけでもお隣とは違う自分の家ということを実感させるためのしかけがほどこされているケースが多いのです。それらを裏から見れば、見事なコピペに出会えるのです。人生とは。社会とは。考えさせられます。

本日の考察を一枚に集約しているといえるのがこの写真です。
個別「コピペと幹線道路」の写真、画像 - shakaku's fotolife
幹線道路沿いの細長い土地に立つ連棟形の賃貸住宅です。コピペ度100%。駐車場は周囲に豊富にあるため、それほど高くありません。
街路樹がなぜ坊主にされているかについては調査不足で不明であります。